人類史上最大の感染症である歯周病の危険性を予測・予防
世界で最も蔓延している病気としてギネスブックにも認定されている歯周病。
21世紀に入ってその研究が加速して、脳血管疾患、心血管疾患、がん、骨粗しょう症、慢性関節リウマチなどの原因になっていることが分かってきました。
ハリウッドの女優が乳がん発症のリスクが高いからと乳房を除去したくらい、21世紀には病気の予知が可能になってきています。
歯周病は遺伝なのでしょうか・・・?
答えは「NO」!! 歯周病は感染症なのです。
歯周病菌は生まれた時は口の中にいません。小中高校生にもいません。20歳前後で唾液を介して歯周病菌に感染します。
さまざまな種類の歯周病菌に感染しますが、その中でも最も危険度の高いポルフィロモナスジンジバリスⅡ型(Pg菌と略します)という菌があります。
調査の結果、重度の歯周病の人の90%がこのPg菌を持っていたという論文が発表されています。
なんとマウスにこのPg菌を感染させると翌日には死んでしまうくらい非常の病原性の強い菌です。
ですから、このPg菌がお口の中にいるかいないかで将来歯周病で歯が抜けてなくなる可能性があるかがわかります。
その予知に有効で最も信頼性の高いのがこの歯周病遺伝子検査です。
予防歯科の先を行く予測歯科
自分の口中にどんな菌がいるかを知ることが、健康を守るために非常に大切になってきます。
検査をして悪質なPg菌がいるかいないかがわかります。
結果を悲劇ととるか良かったととるかです。もし、知らずいれば確実に歯周病になりますし、知っていれば予防すればいいだけです。
私たちは常に菌と共に生きています。
腸内細菌、大腸菌、ビフィズス菌、ミュータンス菌、歯周病菌など。菌をやっつけたいからと抗生物質の服用をしても除去はできません。菌と上手くつきあっていくことが必要なのです。
歯周病はその病原性とからだの抵抗力のバランスが崩れた時に症状が出ます。
歯周病遺伝子検査で菌を知り、予防歯科で良い状態をコントロールして均衡が取れている状態を保とうとするのがこれからの歯科医療、予測歯科です。
また、Pg菌は血流にのって全身を駆け巡り、心疾患や動脈硬化、糖尿病、骨粗しょう症、早産、低体重児出産などを引き起こす原因になるのが解明されています。
歯周病を予防することは、このような生活習慣病を予防することにも繋がりそして「健康で人生の最後まで美味しく食べられる」となります。
費用
歯周病遺伝子検査は保険外診療です。
費用は21,000円です。
よくある質問
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:検査は痛いですか?時間はかかりますか?
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:痛みは全くありません。ご安心ください。
唾液もしくは歯垢を少し採取するだけで、時間は数分で終わります。
検査結果は10日後にお知らせします。 -
:検査の時の準備は何かありますか?
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:検査当日はうがい薬・洗口液の使用はお控えください。また、ご予約時間の2時間前までに歯磨きを
お済ませいただきます。
もし服用中のお薬などがございましたらお知らせください。抗菌薬等を服用している場合は検査が
出来ないこともございます。